農産物の廃棄部位や未利用部位の有効利用法を開発することを目的として、生体に対する有効成分の探索やその機能性評価、新規利用法、高付加価値化につながる技術開発を行っています。また、樹木の保全管理に役立てるための電気計測による非破壊計測・評価法の開発にも取り組んでいます。
人体の中でも未解明なことが多い脳。特に当研究室では記憶の謎に迫ります。特に脳の可塑性についての研究を行います。また、得られた知見【脳の可塑的な特性】を用いる事で医療・福祉分野に還元することも目指していきます。
本研究室では、機能性材料・電子回路・信号処理・機械学習等の技術を統合して、生体から発する様々な情報を計測する手法を研究します。特に人間の触覚を再現できる触覚センサを開発して、乳がんの早期発見を始め医療診断、健康モニタリングや、義手の制御などの福祉機器、また介護ロボットへの応用に取り組みます。人々の健康および生活の質QoLの向上に貢献することを目指します。
生物の体内では様々な情報が伝達され、それらの伝達には種々の生体分子が関与しています。当研究室ではタンパク質、ペプチド、糖鎖、そして細胞における相互作用を使った分析手法を開発することで、私たちの健康を担う研究を進めています。
生物を構成する細胞の中ではたくさんのタンパク質がその役割をはたしています。タンパク質の設計図である遺伝子の異常は病気の発症原因となります。当研究室ではそれらの病気について発症メカニズムを突き止めるとともに、治療薬として役に立つタンパク質医薬品の開発を目指しています。
遺伝子の変異により起こる免疫疾患の骨や小腸、皮膚の機能に与える影響を解明するとともに、それぞれの器官の関連性を検討しています。同時に食品を始めたとして機能性分子を使用して、症状改善の効果を分子メカニズムから検討しています。また、群馬の特産物から新しい高付加価値材料を創製する研究を行っています。一つとして、ブタ由来のコラーゲンから発見された新しい特性を利用して細胞への応用が可能な材料の成形技術について研究を進めています。
細胞はゲノムに生物としての情報を、DNAメチル化などのエピゲノムに細胞としての役割や環境への応答の情報を記録するが、これらの情報の異常はがんをはじめとする生活習慣病にも関わることから注目されている。当研究室ではゲノムおよびエピゲノムについて、異常の解析方法の開発、異常を起こす化学物質の探索系の構築、データマイニングなどに取り組み、人々の健康な生活に貢献することを目指している。
本研究においては介護技能を定量的に評価することを目的として、導電性繊維を用いた自己容量型の体圧・距離センサを用いたシステムを開発した。本システムで開発した体圧・距離センサは、導電性の刺しゅう糸を用いた20チャネルの自己容量型のセンサアレイであり、車いすの座面や介護ベッドのマット上に設置することで被介護者の着座位置や着座速度が計測できる。現在、本システムを用いて介護初心者と介護熟練者の介護動作を解析することで介護技能の評価法確立を目指している。