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Department of Biotechnology 生物工学科

授業紹介

生物工学科では、講義による知識の修得に加えて実験を重視した教育を実施しています。実験は、1年次から3年次まで最低毎週1日、午後の時間に実施しています。

機能性食品学

超高齢社会を迎えた今日の日本では、病気になる前に予防する予防医学が注目されています。私たちが毎日摂取する食品には様々な機能がありますが、栄養素の補給、おいしさを楽しむといった機能に加え、近年では病気の予防や健康増進という新しい機能が注目され、実際に多くの機能性食品が開発されています。機能性食品学では、食品中に含まれる様々な機能性成分について学ぶとともに、これらの機能性成分が生体にどのように作用し病気の予防効果を発揮するのかその科学的メカニズムについて、実際の特定保健用食品などを例に学びます。

機器分析

生物は様々な化学物質から構成されており、それらの物質が化学反応することによって生命は維持されています。生命現象を深く理解し、生物資源を有効に利用するための研究では、生体物質の構造や含量について詳細に調べることが求められます。また、食品や医薬品などの産業においても製造や品質管理のための分析技術が必須です。「機器分析」では、生体や食品、医薬品などを構成する物質を適切に分析できる能力を身に付けるため、生物工学分野でよく用いられる機器分析法の基本的な原理、装置概要と解析方法について学びます。

研究室

植物代謝工学研究室 担当教員/本多 一郎

植物ホルモンは様々な局面で植物の生長を制御しています。その機能解明による生産性向上などを目指し研究しています。

テーマ例
  • 植物の生長における植物ホルモンの役割、機能の解明
  • 植物の生長を制御するための技術開発
  • 植物が生産する内生成分の変動解析
学びのキーワード
  • 植物成長調節物質/生物制御化学/野菜、食用作物

分子生物学研究室 担当教員/善野 修平

分子生物学的手法を用いて、遺伝子発現制御、生体内酸化還元、生物発光現象に関わる遺伝子やタンパク質の研究を行っています。

テーマ例
  • 変異原
  • プロバイオティクス
  • 発酵
  • 天然酵母
  • 土壌微生物
  • RNAサイレンシング
学びのキーワード
  • 酵素/RNA/人体有害物質

タンパク質化学研究室 担当教員/門屋 利彦

新たな治療法の開発を目的として、病気やけがをしたときに生体で起こっている反応について生化学的方法を用いて調べています。

テーマ例
  • 生理活性タンパク質の探索と生体反応メカニズムの解明
  • タンパク質の分離精製・分析方法の改良、開発
  • HPLC分離分析、バイオ医薬の製造技術
学びのキーワード
  • タンパク質/クロマトグラフィー/ストレス/糖尿病/神経再生/バイオ医薬

生物工学科応用微生物研究室 担当教員/尾形 智夫

パンやお酒、味噌醤油を作る微生物、酵母や酵母の遺伝子を研究し、よりよい製品を作るお役立ちをしたいと思っています。

テーマ例
  • 産業用微生物(特に酵母)の育種、解析
  • 食品汚染微生物の同定、解析
学びのキーワード
  • 発酵生産/微生物機能/微生物利用学/産業微生物ゲノム

食品機能開発工学研究室 担当教員/本間 知夫

農産物に含まれる機能性成分を探索・利用する方法、様々な処理により食品の付加価値を高める方法の開発を行っています。

テーマ例
  • 食品及び天然物資源成分の機能性・安全性評価とその応用
  • ポストハーベスト処理による高付加価値食品の開発
  • 電気的手法による植物生体情報の非破壊的診断技術の開発
学びのキーワード
  • 腸管機能/動物実験/食品機能性/電気的手法/ポストハーベスト工学/樹木診断/環境評価/根、クワ、ウメ、チャ、コンニャク

微生物工学研究室 担当教員/林 秀謙

微生物工学研究室ではヒトの腸内細菌の機能解析、新規セルロース分解性細菌の解析、微生物菌叢解析などを行っています。

テーマ例
  • 分子生物学的手法による細菌叢の解析
  • 酵素生産
  • 微生物の分類・同定
学びのキーワード
  • 微生物学/応用微生物学/微生物生態学/微生物分類学

生物機能化学研究室 担当教員/星 淡子

食品等を用いて疾患病態の予防改善効果を検討します。また、地域の生物資源より生体材料を創り、機能性を生化学的に評価します。

テーマ例
  • 天然高分子を用いた素材開発
  • 皮膚及び骨疾患に関する予防及びメカニズムの解明
  • 機能性改変酵素の設計と発現の検討
学びのキーワード
  • ヒアルロン酸/骨疾患/生活習慣遺伝子/コラーゲン

食品生理機能工学研究室 担当教員/薩 秀夫

食品生理機能工学研究室では、病気の予防効果が期待できる機能性食品成分を探索しその生体への作用について研究しています。

テーマ例
  • 疾患関連分子に対する食品成分の機能性評価及びその作用メカニズム
  • 食品成分の腸管上皮細胞透過機構の細胞レベルでの解析
  • 生体分子を制御する低分子化合物の探索評価系の構築及び探索
学びのキーワード
  • 機能性食品成分/トランスポーター/腸管上皮細胞/核内受容体/GPCR/解毒/抗炎症

植物分子育種工学研究室 担当教員/中山 明

植物の環境適応能力は、移動できないからこそ高いと言えます。そこで、植物の能力の仕組みを解明し、その応用を目指しています。

テーマ例
  • 植物の病害抵抗性機構の解析
学びのキーワード
  • 病害抵抗性/植物分子育種

将来について

取得可能な資格

  • 食品衛生管理者の任用資格(国家資格)
  • 食品衛生監視員の任用資格(国家資格)
  • 甲種危険物取扱者受験資格
  • 高等学校教諭一種免許状(理科)

卒業後の主な進路

  • 本学または他大学の大学院進学
  • 食品関連企業
  • 医薬品関連企業
  • 環境関連企業
  • 植物育種関連企業
  • 分析業務関連企業
  • 教育関連分野 ほか