三田村輝章教授が第33回日本臨床環境医学会学術集会にて会長賞を受賞
三田村輝章教授(環境・デザイン領域、建築都市プログラム主担当)が2025年6月21日、22日に東京科学大学(旧東京工業大学)で開催された第33回日本臨床環境医学会学術集会において会長賞を受賞しました。
日本臨床環境医学会は、医学、物理・化学、建築学などを専門とする会員で構成される学際的な学会であり、第33回学術集会のテーマは「環境と臨床医学の新たな価値の創造」とされ、医療施設・微生物、実態調査、汚染評価・生理影響、環境過敏症といった幅広い分野の発表がありました。
今回発表した研究内容は、群馬県内の戸建住宅における断熱性能や暖房・換気設備、住まい方の実態を明らかにすることを目的として実施したアンケート調査の結果であり、2025年では10年前の2015年と比較して、断熱性能の向上により温冷感や温度差の感じ方の改善がみられたことや換気設備の運転状況にも変化がみられ、居住者の健康性に大きく関連する住環境が良好となる傾向がみられた一方、居住者の有病率には顕著な変化がみられなかったことを報告しました。
論文名:群馬県内の戸建て住宅を対象とした居住環境に関する実態調査 -2015年と2025年の冬季におけるアンケート調査結果の比較-
発表者:三田村輝章