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下仁田町で課外授業(建築学科バウビオロギーⅡ)を実施しました

2019年7月17日

76日(土)に、建築学科の専門選択科目のバウビオロギー2年生:46名)の授業の一環として、恒例の課外授業を実施しました。今年の内容は以下のとおりです。


 (1) 神津牧場近くの民有林(下仁田森林組合管理)での下草刈り体験
 (2) 世界遺産 荒船風穴の見学
 (3) 小井土製材(下仁田町)の見学


 梅雨で天候が心配されましたが、幸い雨が降ることなく、標高1000mでの草刈りはむしろ寒いくらいでした。鹿に若木を食べられてしまい、何回もスギを植林しており、加えて雑草を刈ってやらなければ木は育ちません。風穴には新たに冷風体験室の小屋もできており、環境整備も少しずつ進められています。小井土製材所では、原木の丸太から、皮をむき、角材に製材し、バイオマスによって乾燥するプロセスを教えていただきました。近年アメリカへの輸出もあり、木材のグローバルな経済活動もみえてきます。百聞は一見にしかず。座学をとおしての「形式知」に対して、五感を通して群馬の自然を学ぶ「暗黙知」が学生の心の栄養になればと思います。バウビオロギー(建築生物学)は健康と環境に配慮した住まいづくりを学ぶ新たな建築学であり、日本では2001年以来、本学でのみ開講されています。
 ご協力いただきました、下仁田森林組合、下仁田町教育委員会、小井土製材様に感謝申し上げます。(担当教員:石川恒夫)

杉苗を守るための下草刈り.jpg

杉苗を守るための下草刈り

世界遺産 荒船風穴での冷風体験.jpg

世界遺産 荒船風穴での冷風体験

小井土社長の案内のもとでの製材所見学.jpg

小井土社長の案内のもとでの製材所見学