2025年12月アーカイブ

生物応用プログラムで大学院進学ガイダンスを開催しました

本学大学院生物工学専攻を2022年3月に修了し、(株)環境技研(群馬県高崎市金古町1709-1 https://www.get-c.co.jp/)に勤務している柴田奈那さんをお招きし、12月11日(木)に生物応用プログラム3年生を対象とした大学院進学ガイダンスを開催しました。

大学院で学んだことを振り返り、仕事をする上で役立っていること、また学部時代、大学院時代の就職活動についても、自身の経験をお話頂きました。その後の質疑応答では、仕事のこと、資格のこと、現在の会社を選んだ理由などが聞かれました。参加した学生にとっても、自分達の先輩にあたる人の経験、考えを具体的に聞くことができ、これから自身がやるべきこと、考えるべきことが明確になり、大変良い機会であったという感想が多く出ました。

お忙しいところ、後輩のために貴重な時間を割いて来学して話をして下さった柴田さん、この機会をお許し頂きました(株)環境技研 に厚く御礼申し上げます。

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12月6日(土)、群馬大学桐生キャンパスにて開催された「日本化学会関東支部群馬地区研究交流発表会」にて、生物応用プログラムの4年生2名が研究成果をポスター発表しました。

   B46「廃棄される大根おろし汁処理によるキャベツセル苗への耐乾性付与」

        ○岡 飛来1)・加藤文華1)・浅見進也2)・本間知夫1)3) 

        1)前橋工大生物応用、2)(株)新進、3)前橋工大生命工学)

   B52「廃棄される⼤根おろし汁の美⽩活性および活性成分の分析」

        ○坂本彩乃1・加藤⽂華1・對⽐地華2・浅⾒進也3・本間知夫1,2,4

        1)前橋⼯⼤⽣物応⽤、2)前橋⼯⼤院⽣物⼯学、3)(株)新進、4)前橋⼯⼤⽣命⼯学

今年度は例年よりも多い116件の発表(ほとんどが群馬大学の大学院生)がありました。1時間の発表時間中、参加されている群馬大学の先生、大学院生、会社の方から、途切れることのない質問、アドバイスを受けていました。他の人に自身の研究成果を発表し、そして質疑応答を行うことで、自分が実施している研究にもかかわらず、まだまだ理解や知識が足りないことを実感し、これから卒業論文をまとめていくにあたり、大いに勉強になったと思われます。

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生物応用プログラム2年生が履修する後期の「生物工学実験II」では「食品科学・衛生学実験I 」を実施しており、12月1日(月)の午後、その一環として「こんにゃくパーク」で有名な(株)ヨコオデイリーフーズ(https://www.yokoo-net.co.jp/)に行きました。より専門的な食品関係の実験は3年生の後期に実施します(生物工学実験IV、食品科学・衛生学実験II)が、生物応用プログラムの就職先として食品関係の会社も多いこと、3年生になるとインターンシップもあること、実際に会社の施設(工場、ヨコオデイリーフーズは一般の人も自由に通路から工場内部を見ることができ、今回は一般向けの通路からの見学)を見ること、会社の人の話を聞くことは、学生が自身の進路を考える上でのきっかけ・参考になると考えています。

到着後、まず2班に分かれての工場見学、場所を変えて会社およびコンニャク業界の説明、商品開発グループに所属する生物工学科の卒業生2名への質疑応答を実施して頂きました。質疑応答では、ヨコオデイリーフーズを選んだ理由、仕事のやり甲斐、仕事をする上で在学中の学びが役立っているか、こんにゃくの海外展開についてなど、いろいろな質問が出ました。その後、「こんにゃくバイキング」(無料)で、様々なこんにゃく料理を試食しました。見学後、今回の訪問を通して知らなかったことをいろいろと学ぶことができた、自分達の先輩に話を聞くことができたことが良かったといった感想がありました。

お忙しいところ見学を受け入れて頂き、また実際に商品開発に携わる先輩に話を聞く貴重な機会を設けて頂き、(株)ヨコオデイリーフーズの皆様に感謝申し上げます。

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(左から、こんにゃくパーク看板、工場見学、先輩社員への質疑応答)

12月3日〜5日に横浜市で開催された第48回日本分子生物学会年会(MBSJ2025)において、本学大学院工学研究科 生物工学専攻 博士前期課程2年生2名が、日頃の研究成果をポスター形式で発表しました。

1P-531 短鎖脂肪酸が腸管上皮細胞の転写、エピゲノム、および代謝物に及ぼす影響
○関 美穂1、蓑和 佳恋1、猪熊 夕衣名2、内藤 奏汰2、金子 晴哉1、一瀬 聖太1、山下 聡1,2 (1. 前橋工科大学大学院工学研究科生物工学専攻、2. 前橋工科大学工学部生物工学科)

2P-850 QKIのがん種特異的DNAメチル化異常による大腸がん細胞の脆弱性
○一瀬 聖太1、簑和 佳恋1、山下 聡1,2 (1. 前橋工科大学 工学研究科 生物工学専攻、2. 前橋工科大学工学部生物工学科)

発表ブースには多くの研究者・学生が立ち寄り、活発な議論や助言を頂くことができました。
本発表を通じて、学生は自らの研究テーマの重要性と可能性を再認識するとともに、今後の研究展開への貴重な示唆を得ることができました。

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