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 情報・生命工学群 医工学プログラムの荒井准教授らが宇宙航空研究開発機構JAXAと共同で開発した中間赤外カメラTIRIが、欧州宇宙機関ESAの惑星探査機Heraに搭載され、小惑星DidymosDimorphosの二重小惑星系に向かっています。Hera計画は、近年、話題に上る地球に衝突する可能性のある天体の脅威を未然に防ぐためのプラネタリーディフェンスミッションで、米国航空宇宙局NASADARTミッションと協力して、小惑星の軌道変化実験と実験後の様子を詳細に観測することを目的としています。今回は、Hera探査機に搭載している装置の性能チェックと科学観測のために、火星とその衛星であるDeimosを観測しました。TIRIの機能と性能が良好であることが確認され、2026年暮れの二重小惑星の観測のための準備が整いました。

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TIRIは伊勢崎市にある明星電気株式会社様に製造していいただきました.

外部リンク

https://hera.isas.jaxa.jp/wp-hera/4635/

1211日(水)の3限にインターンシップに参加した大学院システム生体工学専攻1年生がインターンシップの体験報告を行いました。今年のインターンシップ先は、

SMC株式会社(制御機器関係)5日間

でした。

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システム生体工学専攻 1年生

授業では経験できない、実際の工場での開発体験を通して、チームで開発することの責任感やものづくりの楽しさ学ぶことができたようでした。発表後の質疑応答も活発に行われ、発表者本人や参加者の進路決定に役に立ったと思われる発表会でした。

本学学生のためにインターンシップの機会を与えて下さいました受入先の各会社の方々に、深く御礼申し上げます。

文責:生命工学領域 准教授 荒井 武彦

2024 年度 電気学会講演会報告書

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日 時 : 2024 年12 月5 日(木)13 時00 分~14 時20 分
場 所 : 前橋工科大学工学部131 講義室(群馬県前橋市上佐鳥町460-1)
演 題 : 移動の自由を実現する福祉車両の開発
講 師 : 佐藤 勝彦 氏(株式会社ミクニライフ&オート オート事業部)
主 催 : 電気学会東京支部群馬支所
共 催 : 前橋工科大学工学部生命工学領域
協 賛 : 特定非営利活動法人 Wireless Brain Network 研究会
参加人数 : 60 人(学生:54 人、教職員:5 人、一般:1人)


障がい者(主に車いす利用者)の移動手段となる福祉車両・公共交通機関についての講演であった。 福祉車両には、障がい者自身が運転することができる「自操式車両」と、介助・介護されることを目的とした「介護式車両」がある。車いす利用者の身体障害の程度、残存機能レベルによって必要とされる製品があり、利用者の声とともに紹介された。また、様々な障がいを持つ人の移動の自由を実現するための製品開発とその過程での苦労話があった。さらに、移動の自由の先にある社会貢献について解説があった。

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講 師 : 佐藤 勝彦 氏(株式会社ミクニライフ&オート オート事業部)

株式会社ミクニライフ&オートの企業理念は、「全ての人に移動の自由を」である。1973 年の創業以来、「一人でも多くの方に運転する歓びを伝えたい」という想いのもと、身体の不自由な人向けの自動車運転装置をはじめとした福祉車両装置を主な事業として展開してきた。

自操式車両利用者の中でもっとも多い身体障害は、四肢の一部欠損や麻痺による機能不全である。一人一人の障害の程度に応じた運転補助装置を開発している。自操式車両への乗車が可能な対象者は、両下肢に障害があり、左右いずれかの足でアクセルペダル・ブレーキペダルを操作できない人である。そのために手動運転装置(商品名:AP ドライブ)を開発して、手動レバーにアクセル、ブレーキ、ウインカーそしてホーンの操作ができる機能を持たせている。健常者は通常どおりの運転ができ、家族などと共用できる。

片手でも旋回操作ができるようにステアリング旋回ノブ装着を提供している。対象者は手動運転装置を使用できる人、または上肢(腕または指)に障害がある人である。

常時車いすを使用していて上肢に障害または腕力が弱い人向けに、車いすを車両に収納する車いす収納装置を提供している。客の要望に沿うように取り付けをおこなっている。

介護式車両として「乗降補助装置」を製造している。常時車いすを使用している人や、杖などのサポートがあれば歩行可能な人が対象である。

車いす利用者の移動手段は、介護式車両と自操式車両そして公共交通機関である。介護式車両の利用者の感想は、疎外感、荷物になったような気分、乗車準備をしてくれた運転手に申し訳ない気分などである。公共交通機関の利用者の感想は、ラッシュ時でも車室内に広い空間を占有することで周囲の目線が気になる、乗車駅と下車駅との駅員間の連絡時間が加わることによる移動時間の増加、荷物の持ち運びに苦労、バスで乗車拒否をされた嫌な思いなどである。Door-to-door を考えれば、自操式車両のほうにメリットが多いと感じる肢体不自由者が多い。

福祉車両の開発において、AP ドライブに装備されているセコンダリコントロール機能は、車両のアナログ配線にコントローラを結線して得られる。近年はCAN(Controller Area Network)通信が採用されているため結線することが困難である。いずれにしても結線作業は大きなリスクを伴う。そこで、2026 年以降に新型Interface を開発する予定である。また、頚椎損傷C-5 レベルでAP ドライブのアクセル・ブレーキ操作ができない電動車いす利用者向けに、ジョイスティック運転装置(JOY カー)を開発した。

新たな取り組みとして、自動運転実証実験車両(マイクロバス、中型バス、水陸両用車)にジョイスティック運転補助装置の機構を転用して架装した。

社会貢献の実現に向けた取り組みとして、フォークリストやショベルカーなどの重機の遠隔操作技術を実現させることを目指している。肢体不自由者による遠隔操作が可能になり、新たな雇用が生まれる。

(特定非営利活動法人 Wireless Brain Network 研究会 岡田富男)

126日(木)の3時限目に、大学院進学セミナーおよび進路活動体験報告会が開催されました。

 

今年度のセミナーには、2022年度に大学院修士課程システム生体工学専攻を修了し、現在は富士通株式会社でエンジニアとして活躍している岩井隼人さんをお招きしました。岩井さんは、大学院進学のメリットについて医工学プログラムの3年生に向けてお話し、富士通での仕事内容や大学院で得られるスキル、心構えなどについて詳しく語っていただきました。

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システム生体工学専攻OB岩井隼人さんによる大学院進学セミナー

その後、学部4年生および大学院修士課程2年生の計5名の学生から、今年度の就職活動に関する体験談とアドバイスがありました。就職活動の進行状況や、事前に準備すべきこと、取り組むべきことについて貴重な意見をいただきました。

医工学プログラムでは、今後もこのようなイベントを通じて、在学生への就職や進学支援を継続的に行っていきます。

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就職活動報告 学部4年生

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就職活動報告 大学院修士課程2年生

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質疑応答

文責:生命工学領域 准教授 小田垣 雅人

本年1111日、本学はフィリピンのデ・ラサール大学と国際交流協定を締結しました。その交流の一環として、1120日に同大学から8名の研究者が本学を訪問し、研究紹介や研究室見学を通じて活発な交流が行われました。

 

当日は、まずランチミーティングを実施し、その後、小田垣研究室(医工学プログラム)所属の大学院生による研究紹介プレゼンテーションが行われました。進行役は、フィリピンから本学大学院に留学している学生が務め、円滑に進行することができました。発表した大学院生の多くは英語でのプレゼンテーションや質疑応答に慣れていない様子でしたが、この機会を通じて貴重な経験を積むことができました。

 

さらに、デ・ラサール大学からは、本学との国際共同研究として進めている下肢運動リハビリテーションシステムに関するプロジェクトについて、これまでの開発状況や今後の計画についての報告がありました。この報告を通じ、研究の進展に向けた意見交換が行われ、充実した交流の場となりました。

 

その後、医工学プログラムを担当する各研究室を訪問し、それぞれの研究内容を紹介しました。この日のために、各研究室の学生たちは事前にプレゼンテーションや実演の準備を行い、短い時間ながらも自分たちの研究テーマを効果的に伝えることができたと思います。研究者同士の意見交換も活発に行われ、充実した訪問となりました。

 

今後も、本学とデ・ラサール大学の間では、留学生の派遣・受け入れや国際共同研究のさらなる発展を目指し、継続的な交流を続けていく予定です。両大学の協力を通じ、より一層の学術的成果が期待されます。

 

来学した研究者の所属先:

EDA-IBEHT: Evelyn D. Ang - Institute of Biomedical Engineering & Health Technologies

https://www.dlsu.edu.ph/research/research-centers/ibeht/

 

De La Salle University:

https://www.dlsu.edu.ph/

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本学、多目的ホールにてランチミーティング

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小田垣研究室、学生による研究紹介

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集合写真

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研究室見学1:首藤研究室、野村研究室、藤田研究室

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研究室見学2:王研究室、松本研究室、安藤研究室

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研究室見学3:荒井研究室、小田垣研究室、李研究室

黒崎紘史さん(本学博士後期課程、群馬県立産業技術センター)の博士論文の公聴会を開催します。-------------------研究題目「刺しゅう式自己容量型体圧・接近センサを用いた介護動作計測システムの開発」・発表者:黒崎 紘史・日時:2024年1月24日(水)11:00~12:00・場所:前橋工科大学 1号館3階 131講義室 (前橋市上佐鳥町460番地1)-------------------みなさまの聴講をお待ちしています。

医工学プログラムでは,専門教育の一環として学外での学習を企画しました.今回は,明星電気株式会社様にご協力いただき,伊勢崎市にある本社へ見学に行きました.イベント当日の103日(火曜日)は晴天に恵まれ,医工学プログラム2年生及び教員4名が2台のバスに分乗して向かいました.

 

明星電気株式会社本社では,「水中から宇宙まで」の様々な場面で活躍する製品に関する説明をしていただきました.さらに,実際に製品の製作に関わっているエンジニアが働くオフィスや工場を見学させていただきました.特に,宇宙関連機器の製作や試験を行うためのクリーンルームや試験装置など,普段見ることのできないエンジニアリングの現場を体験することができ,学生たちにとって貴重な体験となりました.

 

お忙しい中貴重な時間を割き見学を受け入れていただいた明星電気株式会社様に深く感謝いたします.

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     製品展示室を見学する学生          正面玄関前での集合写真

35回国際電波科学連合総会が、札幌市の札幌コンベンションセンターで81926日にかけて開催されました。この総会で本学大学院システム生体工学専攻博士前期課程2年の千葉皓太さん、島田拓馬さんが研究成果を発表しました。

 

国際電波科学連合(URSI)は各国の政府・アカデミー等がメンバーになっている国際学術団体であり、国際電波科学連合総会は1919年から3年毎に開催されている電波科学分野で世界最大規模の国際会議です。日本での開催は30年ぶりであり、世界各国から1200人以上の電波科学者および技術者が一堂に会し活発な議論を行いました。

 

タイトル:"Modified Wheeler cap method using a quarter-wave transformer" (1/4波長変成器を用いた改良ホイーラーキャップ法について)

発表者:千葉皓太

 

タイトル:"Wideband spherical helix antenna with multi-mode excitation" (複合モード励振を用いた広帯域な球ヘリカルアンテナ)

発表者:島田拓馬

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 2022年12月8日(木)にシステム生体工学科において,大学院進学セミナーを開催しました.当日は,株式会社ナカヨの渡邉様(2013年度 システム生体工学専攻修了)を本学にお迎えし,学部2,3年生に向けて大学院進学のメリット・デメリットについて講話して頂きました.

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   システム生体工学専攻OB渡邉様による大学院進学セミナー

 また本年度は,就職内定者や大学院進学予定者による就職活動や進路活動の報告会も同時に開催しました.当日は,活発な質疑応答が行われ,これから進路を決定する2,3年生においてはとても有意義な場となりました.

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          就職活動報告

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           質疑応答

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     会場の様子

 本学、システム生体工学科 松本浩樹教授が、群馬県中小企業等サイバーセキュリティ支援連絡会主催のサイバーセキュリティセミナー(オンライン開催)で講演を行いました。産業界・学術機関・官公庁など約40の団体が参加され、実際のPhishingメールの例や本学のセキュリティ教育などを踏まえ、セキュリティ上の脅威や危険、対策などについて、お話されました。

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群馬県中小企業等サイバーセキュリティ支援連絡会とは、群馬県の地域経済を支え、その発展に重要な役割を果たしている中小企業等のサイバーセキュリティ対策を強化するため、群馬県・群馬県警察・中小企業等支援機関・学術機関が、相互に連携・協力し、支援をすることにより、安全・安心な群馬県を実現するために発足したものです。

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