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日本農芸化学会2025年度大会が、3月4日〜8日に札幌コンベンションセンターにて開催され、本学大学院工学研究科生物工学専攻博士前期課程1年生4人及び2年生5人が、日頃の研究成果を発表しました(一般発表は全てポスター発表)。

味噌・醤油酵母 Zygosaccharomyces sp. における接合性 a 特異的発現機構の解析

 ○小出 琴理、尾形 智夫(前工大院)

味噌・醤油酵母 Zygosaccharomyces sp. の転写因子 Ste12 の解析

 ○木村 和佳奈、尾形 智夫(前工大院)

高塩条件が味噌・醤油酵母 Zygosaccharomyces sp. の接合に与える影響について

 ○須藤 美羽、尾形 智夫(前工大院)

腸管上皮グルコーストランスポーター SGLT1 活性を制御する食品成分の探索および解析

 ○佐藤 優1,尾關 佑樹3,薩 秀夫2(1前工大院、2前工大、3小林製薬中央研究所)

食品成分による腸管上皮尿酸トランスポーター ABCG2 制御の解析

 ○小笠原 響1、堀 友稀1、豊田 優3・4、高田 龍平3、谷井 勇介5、 伊木 明美5、薩 秀夫1・2

 (1前工大院、2前工大、3東大病院薬剤部、4防衛医大、5日清食品 HD)

ヒト大腸オルガノイドとの共培養における Akkermansia muciniphila のムチン資化に伴う網羅的遺伝子発現解析

 ○松崎 萌笑1、薩 秀夫3、佐々木 伸雄2、宮内 栄治2(1前工大院、2群馬大・生調研、3前工大)

粉末化 Lactiplantibacillus plantarum SSL-1 株による IL-12 および IL-10 発現亢進の作用機序解析

 ○藤原 唯信1、関口 ひより1、浅見 進也2、村田 美樹2、薩 秀夫3(1前工大院、2新進、3前工大)

光老化を防ぐ食品成分を探索するための UV-B 照射試験系の構築

 ○関口 ひより1、藤原 唯信1、倉澤 拓也3、辻川 勇治2、山本 純也2、坂根 巌2、薩 秀夫3

 (1前工大院、2伊藤園、3前工大)

廃棄される梅種子水抽出液の美白活性成分の同定

 ○對比地 華1、浅野 成美2、引間 俊雄2、石原 智3、本間 知夫1・4

(1前工大院、2コスモビューティー、3群馬県農技センター、4前工大)

松崎・小笠原・佐藤.jpg  藤原君.jpeg  関口さん.jpg  對比地さん.jpg

生物応用プログラムでは、3年生後期に実施する生物工学実験IVの中の「食品科学・衛生学実験I・II」において、食品工場の見学を実施しています。昨年に引き続き今年も、工場見学の受入体制が確立されているAGF関東株式会社様にお願いし(https://agf.ajinomoto.co.jp/enjoy/factory_tour/kanto)、1/16(木)の午後に3年生39名(46名の参加予定が、残念ながら感染症・体調不良などで7名が欠席)、引率教員3名の合計42名で見学に伺いました。

まず建物に入ったところで、AGF公式キャラクターである「ビーン太くん」を交えて記念写真を撮って頂き(帰る際にプリントしたものをお土産として学生分頂きました)、それから大部屋でAGF関東(株)の会社案内、取り扱い商品の説明、コーヒーに関する説明を聞きました。特にAGF関東(株)の主力商品であるブレンディについては、冷水でも溶けやすいことを実証する実験を見せて頂きました。加えて食品科学・衛生学実験として来ていることから、AGF関東(株)での安全・安心な商品の製造のために実施されている取り組みについてのお話も頂きました(大学側からのリクエストに応じて頂きました)。

次いで2班に分かれて、ドリップタイプとスティックタイプの製造行程の見学を、実際に稼働中の機械等を見ながら、分かりやすい説明を聞きながら行いました。部屋に戻ってからは質疑応答の時間を設けて頂き、参加した学生や教員から出た質問に対して丁寧に答えて頂きました。

約1時間半にわたる工場見学は、実際に製造現場を自分の目で見ることができる大変貴重な機会となり、参加した学生にとっても良い経験になったと思います。実験の一環ですので工場見学のレポートを提出してもらい、工場見学の感想については会社にも送ることになっています。

お忙しいところ、見学を受け入れて下さったAGF関東株式会社の皆様に感謝申し上げます。

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令和6 年度 日本化学会関東支部群馬地区研究交流が、量子科学技術研究開発機構 高崎量子技術基盤研究所で、12月4日に開催されました。

本学大学院生物工学専攻博士前期課程1年の亀井雅哉さんが、日頃の研究成果を発表しました。

タイトル:Segatella copri のキシラン取り込みに関わるSusD の解析

○亀井雅哉1、力石佑紀1、林 秀謙2(1前橋工大院・生物工、2 前橋工大・生命工学)

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生物応用プログラム2年生が履修する後期の「生物工学実験II」の一環で、「こんにゃくパーク」で有名な(株)ヨコオデイリーフーズ(https://www.yokoo-net.co.jp/)に行ってきました。食品関係の実験は3年生になってから実施しますが、ちょうど実験内容が大きく切り替わるタイミングだったこと、生物応用プログラムの就職先として食品関係の会社も多いこと、3年生になるとインターンシップもありますし、実際に会社の施設(工場、ヨコオデイリーフーズは一般の人も自由に通路から工場内部を見ることができ、今回は一般向けの通路からの見学)を見たり会社の人の話を聞くことは、学生が自身の進路を考える上でのきっかけ・参考になると考え、今回実施しました。

到着後、まず「こんにゃくバイキング」の体験(無料)、2班に分かれての工場見学、場所を変えて会社およびコンニャク業界の説明、最後に商品開発グループ・係長(生物工学科の卒業生で入社8年目)への質疑応答を実施して頂きました。先輩への質疑応答では、就活時に必要なこと、仕事のやり甲斐など、いろいろな質問が出ました。今回の訪問を通して、知らなかったことをいろいろと学び、それが今後に役立ってくれればと思いました。

お忙しいところ、見学を受け入れて御対応頂きました(株)ヨコオデイリーフーズの皆様に感謝申し上げます。

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(左から、工場見学、会社説明、先輩社員への質疑応答)

2024年11月6日から8日に行われた第97回日本生化学会大会に生物工学科の学部学生および生物工学専攻の大学院生の3名が発表を行いました。

 

口頭発表並びにポスター発表

Traf3ip2遺伝子変異乾癬モデルマウスに対するフコイダン摂取の免疫機構への効果

小林 紘1, 金子 夏実2, 高橋 弘明2, 井上 俊夫3, 高野 文英3, 星 淡子1,2 (1.前工大院, 2.前工大, 3.日薬大)

がん種特異的DNAメチル化異常による肝臓がん細胞の脆弱性

蓑和 佳恋1, 関 美穂1, 永井 優衣2, 山下 聡1,2 (1.前橋工科大学 工学研究科 生物工学専攻, 2.前橋工科大学 工学部 生物工学科)

 

ポスター発表

腸管上皮細胞の転写、エピゲノムおよび代謝物に短鎖脂肪酸が与える影響

関 美穂, 蓑和 佳恋, 山下 聡 (前橋工科大学 工学研究科 生物工学専攻)

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 各学生の発表ではいずれも活発な質疑応答が行われていました。

発表後は各自の研究における意義を再認識し,さらなる研究への意欲が感じられる貴重な経験となりました。

生命工学領域(情報・生命工学群 生物応用P)・本間教授が分担執筆した根に関する本「図解でよくわかる 根のきほん」(根研究学会 編・著)が、誠文堂新光社より刊行されました。

https://www.seibundo-shinkosha.net/book/science/87233/

本間教授は「工芸作物:チャ・コーヒー」の「チャ」の部分を執筆しました。日頃から樹木の根に関する研究も実施していますが、今から約30年前、最初に実験材料として使った樹木が「チャ」でした。以来、現在も前橋工科大学にて、埼玉県から提供された「チャ」のポット苗を使って実験を行っています。

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9月30日(月)の12:50〜15:00、夏休み中にインターンシップに参加した、生物応用プログラム3年生12名および大学院生物工学専攻1年生3名が、インターンシップの体験報告を、生物応用プログラム2年生向けに行いました。

今年のインターンシップ先は以下の5カ所でした。

・日本化薬株式会社高崎工場(製薬関係):大学院生3名・学部3年生4名参加、3日間

・群馬県薬剤師会環境衛生試験センター(分析関係):学部3年生3名参加、5日間

・タマムラデリカ株式会社(食品関係):学部3年生4名参加、5日間

・株式会社 山和エンヂニアリング(粉末加工・機械関係):学部3年生1名参加、1日間

・カネコ種苗株式会社(農業関係):学部3年生3名参加、5日間

複数箇所のインターンシップに参加した学生が複数名いました。各自が目的を持って参加し、工場・施設見学、業務体験、社員との懇談などを通じて、いろいろなことを学んできたようでした。そして自身の進路を考える上でも参考になったようです。

2年生は、来年は自分達がインターンシップに行く機会があることを知ったと思いますので、是非積極的に参加してくれればと思いました。

本学の学生のためにインターンシップを実施し、貴重な機会を与えて下さいました受入先の各会社の方々に、深く御礼申し上げます。

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日本農芸化学会関東支部2024年度大会が、東京大学農学部キャンパスの弥生講堂で、8月30日に開催されました。本学大学院生物工学専攻博士前期課程2年の加納竜也さん、小出琴理さん、1年の須永大輔さんが、日頃の研究成果を発表しました。

タイトル:「廃棄される梅種子粉末のビフィズス菌による資化について」(ポスター発表)

発表者:加納 竜也林 秀謙1,2石原 智3本間 知夫1,2前橋工大院・生物工、前橋工大・生命工学、3群馬県農業技術センター) 

タイトル:「味噌・醤油酵母の CRISPR/Cas9 によるゲノム編集」(口頭発表)

発表者:小出 琴理1、工藤 汐織2上原 虎太郎2、金子 晴哉2、尾形 智1,2前橋工大院・生物工学, 2前橋工大・生物工学)

タイトル:「農産廃棄・未利用物を原料とした酢酸発酵による酢の製造〜アルコール源の検討」(ポスター発表)

発表者:須永 大輔1、徳本 光希1、古澤 篤志2、石原 智3、本間 知夫1,4前橋工大院・生物工学、みまつ食品、3群馬県農業技術センター、4前橋工大・生命工学

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第97回日本細菌学会総会が、北海道の札幌にある札幌コンベンションセンターにおいて、8月7-9日に開催されました。本学大学院生物工学専攻博士前期課程1年の力石佑紀さんが日頃の研究成果を口頭発表しました。

タイトル:「ヒト腸内細菌Phocaeicola plebeius由来 キシラン取り込みに関するSusDの解析」

発表者:力石佑紀1、辻省吾1、 林秀謙1, 2(1前橋工大院・生物工  2前橋工・生物工)

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78回日本栄養・食糧学会大会が、福岡県のアクロス福岡・中村学園大学で524-26日に開催されました。本学大学院生物工学専攻博士前期課程2年の小林未果さん、1年の小笠原響さん、関口ひよりさん、松﨑萌笑さんが日頃の研究成果を口頭発表しました。

 

タイトル:「マウス摘出小腸におけるグルコース吸収およびデンプン分解に及ぼすムラサキサツマイモ濃縮エキスの影響」

発表者:小林 未果, 鈴木 優香2, 椎名 隆次郎2, 本間 知夫1前橋工大院・生物工, 日農化学工業)

 

タイトル:「腸管上皮尿酸排泄トランスポーターABCG2の発現を亢進する食品成分の探索・解析」

発表者:小笠原響1, 堀友稀1, 豊田優3,4, 高田龍平3, 谷井勇介5, 薩秀夫2前橋工大院工・生物工学, 2前橋工大工・生物工学, 3東大病院薬剤部, 4防衛医大分子生体制御学, 5日清食品HD・グローバルイノベーション研究センター)

 

タイトル:「ヒアルロン酸合成酵素の発現を制御する食品成分の探索および解析」

発表者:関口ひより1, 藤原唯信1, 薩秀夫2前橋工大院工・生物工学, 2前橋工大工・生物工学)

 

タイトル:「ヒト腸管オルガノイドの食品研究への応用」

発表者:松﨑萌笑1, 佐藤優1, 宮内栄治2, 薩秀夫3, 佐々木伸雄2前橋工大院工・生物工学, 2群馬大・生調研, 3前橋工大工・生物工学)

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