リモートセンシング装置を開発して人工衛星や惑星探査機に搭載し、対象の遠隔観測を行って科学成果を挙げます。近年では、小惑星探査機はやぶさ2に搭載した中間赤外カメラTIRをJAXAと共同で開発して、小惑星リュウグウを観測して地球の水や生命誕生の秘密を探るためのデータを取得しました。さらに、TIRの後継機であるTIRIを二重小惑星探査機Heraに搭載して、小惑星DidymosとDimorphos系の探査を行う予定です。開発した赤外分光カメラを惑星探査だけでなく、医療に活用できないか、模索しています。
JAXAと共同で開発した小惑星探査機はやぶさ2搭載中間赤外カメラTIRのデータ解析し、小惑星リュウグウ表層の温度と表層の熱物理特性を明らかにしました。その結果から、どんな環境で小惑星が誕生したか推定できるようになりました。また、小惑星表層の温度を精度良く計測できたことによって、熱輻射などの外乱を考慮した正確な小惑星の軌道を推定できるようになりました。
JAXAや関連企業様と共同でリモートセンシング装置やロボットローバを開発しています。そこで、新しい発見・発明ができます。