前橋工科大学 研究・産学連携推進本部
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研究分野

排水等からの有用物質の回収に関する研究

循環システム工学研究室
担当教員:環境・デザイン領域 教授 田中恒夫

地球・地域環境の悪化、生物多様性の劣化および鉱物資源の枯渇などの問題が深刻化している中、持続可能な経済社会システムの構築の必要性が叫ばれています。生物学的手法、電気化学的手法などにより、持続可能なエネルギー・資源循環システムの構築を目指します。

主な研究成果

火山活動により生じる酸性泉およびその流入による河川の酸性化は、河川総合開発を困難にしています。酸性河川水は現在、石灰を用いた化学的手法により中和処理され、利水・治水は可能となっていますが、その際に生じる中和生成物の最終処分などに課題を抱えています。そこで、循環システム工学研究室では、その代替手法として電気化学的中和処理法を新たに提案し、国土交通省から助成を受けてその実用化に向けて研究を行っています。電気化学的中和法は、中和生成物の発生を抑制でき、また水素や有用物質(鉱物資源)も同時に回収できることから、持続可能な環境技術と考えられます。その他、放射線で加工した高分子ゲルを用いた地下水浄化に関する研究も行っています。

どのような産学官連携ができるか

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11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう

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