前橋工科大学 研究・産学連携推進本部
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研究分野

セキュリティを考慮した情報システムの開発

ネットワークセキュリティ研究室
担当教員:生命工学領域 教授 三河賢治

パズルのような組合せ数学問題からセキュリティを考慮したネットワークシステムの設計まで、幅の広いテーマを研究しています。「アルゴリズム」と「セキュリティ」がキーワードです。組合せ数学問題を解くアルゴリズムは、セキュリティ技術の開発に応用され、セキュリティ技術はネットワークシステムの設計に役立てられます。研究室では、セキュリティを意識した技術開発を目指しています。

主な研究成果

ソフトウェア実装によるファイアウォールでは、その中核となるパケット分類アルゴリズムはほとんど進化していなく、現在でも古典的な線形探索という方法が主流です。研究室では、線形探索を置き換える、革新的なデータ構造およびパケット分類アルゴリズムの開発を進めています。また、これらの研究開発で培われた技術を応用して、多要素認証機能つきファイアウォール機や分散型サービス不能攻撃(DDoS)の可視化システムを提案しています。

どのような産学官連携ができるか

組合せ数学問題を解くアルゴリズムでは、離散的なグラフ構造を活用して高速なアルゴリズムを設計しています。情報ネットワークもグラフ構造なので、情報ネットワーク上の様々な問題が組合せ数学問題を解くアルゴリズムを応用して解決できます。また、「セキュリティ」がキーワードであるような情報システムの開発についても産学連携できると思います。

SDGs該当番号

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

その他