2025年12月5~7日に早稲田大学にて開催された日本比較生理生化学会第47回大会において,大学院システム生体工学専攻修士2年の斎藤光瑠さん(安藤研究室)が,コオロギの地磁気ナビゲーションに関する研究発表を行い,発表論文賞・大会委員長賞を受賞しました。
発表タイトル:「Do crickets use magnetoreception for navigation?」(コオロギはナビゲーションに磁気受容を利用するのか?)
渡り鳥などの動物では,目的地へ移動するナビゲーション行動において,地球の地磁気を利用することが報告されています。しかし,そのメカニズムには未知な部分が多く,モデル動物での実験系の構築が期待されています。斎藤さんは,磁気刺激と連合学習を組み合わせた実験系を構築し,モデル昆虫のフタホシコオロギが磁気ナビゲーションを行うことを示唆する結果を得ました。

自作の実験装置(三次元ヘルムホルツコイル)と本人
授賞式の様子:https://x.com/jscpb_org/status/1997870494138425637?s=46
日本比較生理生化学会:https://www.jscpb.org/

