麻しん(はしか)には、予防接種が最も効果的
春から初夏が流行期ですが、1年中はしかは発生しています。
感染力が強く、肺炎や脳炎を合併する病気です。
疑われる症状(発熱・せき・発疹)が出たら早めに受診しましょう
★感染経路:飛沫・空気感染
★潜伏期:10~12日くらい
発疹が出る4日前くらいから発疹が出て5日後くらいが人にうつします
★症状:期・発疹期・回復期に分かれます
- カタル期⇒潜伏期の後38~39℃の発熱が持続 咳、鼻水、くしゃみなど、「かぜ」に似た症状、 発熱3~4日後に頬の内側の粘膜にコプリック斑という赤みをともなった白い小斑点が出ます
- 発疹期⇒発症後3~4日で解熱しますが、再度高熱が出て症状がひどくなって、顔・首・全身に発疹が広がります
- 回復期⇒発熱はおさまり、発疹は色素沈着して消えていきます
★治療:特別な治療法はなく、症状に対する処置が中心です
- 熱があるときは安静にして寝ましょう
- 解熱後3日は安静にしましょう
- 十分な水分摂取と栄養補給をしましょう
★予防:ワクチン接種
抗体のない人は早めに予防接種をしましょう
発症者に接触後の早い時期なら予防接種で発症予防が期待できます
- 疑われる症状が出たら、早めに受診して、外出を控えましょう
- 学校保健法では「学校において予防すべき伝染病」の第二種になっています
- 出席停止の期間の基準では、『解熱した後三日を経過するまで』となっています
◆はしかにかかったら保健室担当者まで電話等でお知らせください
はしかだけではなく、感染症の予防は~
まず、
- 手洗い
- うがい
- かかっている人との接触は避ける
- 早めの受診を!!
保健室