2022年度 大学院工学研究科(博士前期課程)学生募集要項掲載
分野 | 研究室名 | 職 名 | 教員名等 | 研究内容 |
知的 情報 処理 |
ネットワーク |
教授 |
みかわ けんじ E-mail: mikawa |
離散数学を基礎として、ネットワークセキュリティを中心に問題を解決するアルゴリズム、情報システムの研究開発を行う。最近の研究では、ネットワーク上の危険な通信を特定したり、膨大なデータから特定のパタンを抽出したり、探索アルゴリズムの高速化に注力している。また、技術的なセキュリティ対策だけでなく人的セキュリティの確保を目的に安全な情報システムの研究開発を進める。 |
情報通信理論研究室 |
准教授 | いさ ひろし 伊佐 浩史 E-mail: isa @maebashi-it.ac.jp |
情報通信は、送信する情報を入力、情報伝送の過程をシステム、受信した情報を出力としたモデルで捉えることができる。本研究室では、情報通信を出力から入力あるいはシステムを推定する逆問題として考えることで、受信側で得られた情報のみを用いて未知の入力またはシステムの推定を行う方法の研究を行っている。 | |
理論計算機 |
准教授 | とおやま ひろあき 遠山 宏明 E-mail: tohyama @maebashi-it.ac.jp |
理論計算機科学とは、コンピュータをチューリング機械などにより数理モデル化し、コンピュータ自身を数学的に解析する学問である。主な研究テーマは、①問題を解く際に必要とする時間量や記憶域量を解析し、計算の限界を追及する計算量理論に関する研究、②問題を解くための具体的な算法の考案や算法の解析を行うアルゴリズム理論に関する研究、③量子力学的な重ね合わせにより並列計算を実現する量子コンピュータや量子情報に関わる基礎理論の研究などを行っている。 | |
生 命 情 報 科 学 |
情報生命化学研究室 | 教授 | なかむら けんすけ 中村 建介 E-mail: knakamura @maebashi-it.ac.jp |
生命現象と化学物質の相互作用についての理解を深める研究を進めている。具体的には、(1) DNA塩基配列などを高速に読み取る次世代シーケンサーのデータ解析技術、(2) タンパク質のアミノ酸配列解析による分子進化解析、(3) 生理活性物質の生合成経路の推定、(4) タンパク質分子モデリングによる、酵素機能の解析、などをおこなっている。こうした基礎研究から、医療、農業、環境などに役立てることを目指している。 |
タンパク質情報研究室 | 教 授 | ふくち さとし 福地 佐斗志 E-mail: sfukuchi @maebashi-it.ac.jp |
現代生物科学では大量の情報が生み出されデータベースに収録されている。これらの情報を解析し、生命現象理解につながる知見を見いだすことは生命科学の重要な課題であるが、データの量が膨大であるため、計算機の使用は不可欠である。本研究室では、ゲノム・タンパク質を中心にこれらデータベースに収録された情報の計算機による解析・データベースの開発等を通じ、新たな知見を得ることを目指している。 | |
バイオインフォマティクス研究室 | 准教授 |
さとう まきひこ E-mail: maki |
分子生物学と情報科学の学際領域であるバイオインフォマティクスを研究している。ヒトゲノム計画などのおかげで大量の生物情報が蓄積されており、その解析には計算機と情報科学の支援が必須である。新たなアルゴリズム・統計手法を開発し、ゲノムデータや遺伝子の発現プロファイルなどを解析して、その結果から生物学的知見を取り出すのがバイオインフォマティクスである。これらは創薬などの有用な研究にもつながっていく。 | |
システム生物学研究室 | 准教授 | せきぐち たつや 関口 達也 E-mail: sekiguchi @maebashi-it.ac.jp |
生物の持つ制御機構に関する研究を行っている。そのために、細胞内の代謝過程に伴う酵素反応のシミュレーションと、実験データの検証を行うことができるソフトウェアの開発を行っている。また、開発したソフトウェアを用いて、微生物によるアルコール発酵の代謝過程の調査や、様々な種類の化学物質の効率のよい生産を目指した人工代謝経路の設計を行っている。 | |
生体分子 ダイナミクス研究室 |
准教授 | ゆう いっせき 優 乙石 E-mail: yu @maebashi-it.ac.jp |
細胞内は膨大な生体分子がひしめき合い複雑に相互作用している。極めて混雑した細胞内で分子がいかに動き機能を発現しているかは生命科学の大きな謎である。本研究室では細胞内の生命現象を、生体分子の立体構造やダイナミクスから分子レベルで研究する。手法は主に計算機による分子シミュレーションを用い、必要に応じて情報科学的手法も用いる。研究を通じてソフトウェア開発や、細胞環境を考慮した創薬方面への応用を目指す。 |