高橋研究室

材料・構造系研究室

研究室の活動報告（2013年子供科学教室の作品）

建築構造物の信頼性に関する研究

建築構造物の設計には，多くの不確定性が含まれています。構造物を造る材料の強度や耐久性などにも，不確定性が存在します。また，構造物にかかる荷重は自然現象もあり，いつ起こるか予測は困難で，発生したときの大きさや状況も予測は困難です。そのような状況で，構造物は設計荷重に相当する荷重を受けた場合であっても，損傷する場合があると考えられます。建築構造物の安全性や性能の評価を行うには不確定性を扱える方法が必要です。高橋研究室では，確率論に基づく構造物の評価やその手法の開発，診断や設計法への確率論の応用などを行っています。

最近取り組んでいる課題

○脆性的破壊を含む構造物の信頼性解析
○構造物の冗長性に関する研究
○溶接接合部の破断を考慮した構造物の信頼性解析

防災教育に関する取り組み

建築構造の安全に関する防災教育の必要性について，広く伝えていくため，だれでもわかる建築構造のしくみに関する教材作りを行っています。 また誰でもできる簡易耐震診断を公開しています。簡単に入力できてすぐに結果が出ます。