2015年5月アーカイブ

 平成27年3月5日、6日に東海大学において開催された第42回土木学会関東支部技術研究発表会において社会環境工学科4年の浅川勝太郎君(現在は群馬県庁勤務)の発表が優秀発表賞にえらばれ、5月15日に開催された支部総会で表彰されました。

 論文題目:自動車道の設置と歩車分離式信号導入による自動車交通流への影響

https://www.jsce.or.jp/branch/kanto/01_05_gakujyutu/yuushuu42.html

森 友宏(もり ともひろ)

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工学部/社会環境工学科 准教授 mori.jpg
大学院工学研究科/建設工学専攻/環境・生命工学専攻

専門分野 土木工学 地盤工学 防災工学
担当授業科目

測量学Ⅰ 測量実習Ⅰ 土木地質学 防災工学 地盤・材料実験                       大学院/土木地質学特論 防災工学特論

私のプロフィール

2011年東日本大震災の際には仙台の地におり,大揺れに揺れる建物の中で宙を舞う家具に翻弄され,津波に蹂躙されて跡形も無くなった郷里の姿に愕然としました。2万人以上の方が亡くなり,数百万人の方々が被害を受けた大震災のただ中にあって,教育・研究者として生かされた意味を噛み締めながら,生まれ変わった気持ちで日々,教育・研究に勤しんでいます。大震災以降,調査・研究によって得られた知見を,いかに社会に還元・展開し,市民の防災に活かすことができるかを強く意識するようになりました。私個人ができることの一つとして,市民の重要な財産の一つである住宅を地盤災害から保全するために,2013年創設の「地盤品質判定士」を取得しました。土木工学・地盤工学をより身近に感じてもらい,皆で防災について考え,笑顔で暮らせる社会が醸成されるといいですね。

最終学歴 東北大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程修了
学 位 博士(工学)
所属学会

土木学会 地盤工学会 日本建築学会 日本地震工学会

連絡先

TEL / FAX 027-265-7308  E-Mail mori@maebashi-it.ac.jp
ホームページ http://www.maebashi-it.ac.jp/
※ メールアドレスをコピーする際は@マークを半角にしてください。

技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ

自然災害と防災技術                                                    人工造成盛土地盤の安定性(静的・動的)                                       地盤への水の浸透特性と強度特性の変化                                       廃棄物混入地盤材料の処理・利活用                                              

キーワード

土質力学,地盤防災,地震防災,地盤環境工学,地盤の挙動

現在取り組んでいる研究内容

近年,土石流や大規模斜面崩壊などの自然災害が数多く発生しています。地盤の中の水と地盤災害が関係していることは周知の事実ですが,果たしてこの地盤は,どのくらいの雨がどのように降ると,どの程度危険になるのかを定量的に説明するのは難しいところです。その要因の一つとして,地下水位以浅の不飽和地盤における水の浸透問題,飽和度~強度特性に不明な点が多いことが挙げられます。例えば,地表面~地下水面までの地盤の飽和度は70100%のグラデーション状の分布を示すことが多いのですが,同じ条件下であっても飽和度が70%100%では透水性・強度ともに数倍の違いが出ることは普通です。しかし,現行設計では地下水位以浅の地盤は一様の条件として扱われているため,降雨~降雨浸透~飽和度上昇~透水性上昇・強度低下といった,降雨時に時々刻々と変化する地盤内の状況を考えることは難しくなっています。この問題を解決するべく,不飽和土における水の浸透特性および強度特性を詳細に調査し,不飽和土の特性を考慮した設計手法や,将来の危険度予測手法に関する研究を行っています。また,各種防災技術を市民防災に活用するために,災害リスクと対策コスト等を定量的に示すとともに,市民間のリスクコミュニケーションの助けとなるような情報開示手法についても模索を行っています。        ・大規模谷埋め盛土造成地における地震被害の分析と地域住民が利用できるリスクコミュニケーション手法の開発                                                            ・不飽和土における水の浸透・排水特性と飽和度に応じた土の強度特性の変化                ・抑制工としての排水工の効果を設計に反映させるための基礎的研究

主な研究業績

論文

1) Tomohiro Mori, Ryosuke Uzuoka, Takashi Chiba, Kenji Kamiya and Motoki Kazama: Numerical prediction of seepage and seismic behavior of unsaturated fill slope, Soils and Foundations, Vol.51, No.6, pp.1075-1090, (2011)

2) 森友宏,風間基樹,佐藤真吾:東日本大震災における仙台市の大規模造成宅地の地震被害調査-5つの造成地における全域踏査-,地盤工学ジャーナル,vol.9,No.2,pp. 233-253,(2014)

3) 森友宏,風間基樹,大沼清孝,大山浩一,相川良雄:震災がれきおよび津波堆積物由来の木屑混じり発生土の有効利用のための土質力学特性と社会的コストの評価,地盤工学ジャーナル,vol. 10 ,No. 1 ,pp. 67-79,(2015)

共同研究

件数:数件/年

工学部/社会環境工学科 准教授                                   sagawa.jpg
大学院工学研究科/建設工学専攻/環境・生命工学専攻

専門分野 セメント化学 コンクリート工学
担当授業科目

建設材料 構造力学III 工学情報処理 コンクリート工学III 地盤・材料実験

大学院/建設材料学特論 セメント化学特論

私のプロフィール

生まれも育ちも北海道。北海道のセメントメーカーに20年勤務し、2015年より本学に着任しました。元々の大学の専攻は化学系で、社会人博士課程では、資源系の学科でセメント化学を学びました。一見、土木工学と化学はあまり関係がなさそうにも思えますが、諸外国では「建設化学」という学問分野が確立されています。近年の私たちのくらしを取り巻く諸課題は、従来の土木工学の領域では扱いきれない社会科学や種々の環境問題などを包含し、多面的に課題解決に取り組む必要があります。安心・安全で環境にやさしい新しい建設材料・技術をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

最終学歴 北海道大学大学院工学研究科環境循環システム専攻博士後期課程修了
学 位 博士(工学)
所属学会

土木学会 日本建築学会 日本コンクリート工学会 日本セラミックス協会

連絡先

TEL / FAX 027-265-7301  E-Mail sagawa@maebashi-it.ac.jp
ホームページ http://www.maebashi-it.ac.jp/
※ メールアドレスをコピーする際は@マークを半角にしてください。

技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ

コンクリートの高機能・高性能化、コンクリートの環境負荷低減、セメント系材料の水和反応解析

キーワード

セメント、コンクリート、水和反応

現在取り組んでいる研究内容

世界中で水の次に使用されている材料がコンクリートです。コンクリートなしでは、私たちの生活は成り立ちません。重厚長大なコンクリートの性能は、実は珪酸カルシウム水和物(C-S-Hゲル)のナノ構造や組成といった、ミクロな世界で起きている化学反応に支配されています。当研究室では、CO2排出量を大幅に削減可能な混合セメントを主な研究対象とし、セメント系材料の水和反応に立脚した硬化体の物性評価・予測を行うことで、低炭素化社会と高耐久インフラの実現に貢献する研究を行っています。

主な研究業績

著書

1)粉末X線解析の実際 第二版、朝倉書店 (分担執筆)、実例で学ぶ粉末X線解析、セメント分野での定量分析への応用 (2009)

2) 最新の自己修復材料と実用例、シーエムシー出版 (分担執筆)、フライアッシュを使用した自己修復コンクリートの実用化 (2010)

論文

1) 石川玲奈,名和豊春,佐川孝広:加熱試料を用いたX線回折‐リートベルト法による高炉セメント中のスラグ反応率測定法の検討,セメント・コンクリート論文集,Vol.69, pp.76-81 (2015)

2) 長谷川諒,塚本康誉,佐川孝広,濱幸雄:高炉スラグ微粉末の置換率と少量混合成分量がモルタルの凍結融解および中性化の複合劣化に与える影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.38, No.1, pp.1089-1094 (2016)

3) J. Kim, S. Na, W. Zhang, T. Sagawa and Y. Hama: Effect of Limestone Powder and Gypsum on the Compressive Strength Mixture Design of Blast Furnace Slag Blended Cement Mortar, J. Adv. Concr. Technol., Vol.15, pp.67-80 (2017)

4) 佐川孝広,植木康知,松下哲郎,閑田徹志,米澤敏男,坂井悦郎:高炉セメントC種を用い52年経過した構造物の長期耐久性に関する研究,コンクリート工学論文集,Vol.28, pp.47-59 (2017)

5) W. Zhang, H. Choi, T. Sagawa and Y. Hama: Compressive strength development and durability of an environmental load-reduction material manufactured using circulating fluidized bed ash and blast-furnace slag, Constr. Build. Mater, Vol.146, pp.102-113 (2017)

6) 佐川孝広,中島航介:高炉セメントB種の強度発現と水和反応に及ぼす無水石こうと石灰石微粉末の影響,コンクリート工学年次論文集,Vol.39, No.1, pp.121-126 (2017)

7) 溝渕利明,石関浩輔,佐川孝広,閑田徹志:高炉スラグ高含有セメントに含まれる少量混合材がマス養生下でのコンクリートの熱特性に与える影響に関する一考察,コンクリート工学年次論文集,Vol.39, No.1, pp.1339-1344 (2017)

8) M. Taniguchi, T. Takahashi and T. Sagawa: Effect of Pozzolanic Reactivity of Volcanic Ash in Hokkaido on the Durability of Volcanic Ash Concrete, Proceedings of the 2017 fib Symposium, pp.2177-2184 (2017) 他多数

受賞

・セメント技術大会優秀講演者賞(2003,2005) 

・コンクリート工学年次論文奨励賞(2006,2010)

・日本コンクリート工学協会賞(奨励賞)(2008) 

・土木学会年次学術講演会優秀講演賞(2009)

・土木学会吉田賞(論文部門)(2011)

・日本コンクリート工学会 ACT three outstandin​g papers of the year (2012)

・日本コンクリート工学会賞(論文賞)(2013)  

・土木学会技術賞(2017)

共同研究その他

2016年度:共同研究:6件、受託研究:4件、教育研究奨励寄付:3件、所属委員会・研究会数:15

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